IRF(本部米国)
IRF (International Racquetball Federation) は、米国を本部とし、アマチュアを主体とする世界最大の組織です。
IRFの前身団体であるIARF (International Amateur Racquetball Federation) は1979年テネシー州メンフィスにて13カ国が中心となって発足しました。80年代前半における競技人口の急激な成長にともない、IARF発足から約10年後、Amateurを外した現在の組織名に変更しました。
第1回IRF会議が1980年に開かれ、翌1981年に第1回世界選手権が開催されました。
IRFは1985年12月にIOC (International Olympic Committee) に承認されています。ラケットボール競技の歴史が浅いにも関わらず、短期間で急激な発展をし、IOCに承認されたことは異例のことでした。
現在は、五大陸90以上の国で約1400万人がラケットボールに親しんでいます。
ARF(本部韓国)
ARF (Asia Racquetball Federation) は、韓国を本部とし、アジアを統括するラケットボール組織です。1999年に韓国キョンギドにて第11回アジア選手権大会が開催されました。このとき、第1回アジア総会が開催され、米国から当時IRF副会長であったキース・カルキンス現IRF会長が出席し、ARF (Asia Racquetball Federation) が発足しました。
ARFが主催し、定期的にアジア選手権大会やアジアオープン等の大会が開催されています。
現在アジア17カ国がARFに加盟しており、アジアオリンピック評議会 (Olympic Council of Asia) に承認されている組織です。
IRT(本部米国)
IRT(The International Racquetball Tour)は、世界のベストプレーヤーが参加するラケットボールのプロツアーで、1990年から行なわれています。IRTシーズン期間は8月から5月で、30を超える公認イベントが北米、メキシコのいたる場所で開催されています。
IRTイベントで最も注目される大会はUSオープンで、試合の様子は全米ネットやローカルテレビでも放送されています。ツアーには300人以上のラケットボールプロ選手が参加し、選手は各イベントで熱いプレーを披露してくれます。特にプロ選手のアクロバットなプレー、300kmを超えるボールのスピードは圧巻です。
IRTの主な目的は、プロラケットボール競技の拡大と、ラケットボールを広めることです。
WPRO(本部米国)
WPRO(Women’s Professional Racquetball Organization)は、世界で増加するハイレベルな女性ラケットボールプレーヤーを管理する組織です。現在、アメリカ、メキシコ、チリ、カナダ、プエルトリコ、日本、ドミニカ共和国、ベネズエラなどを代表するトップアスリートによって構成され、米国を中心として各国でトーナメントを開催しています。