第2弾 東日本大震災被災地支援活動 活動報告
日 時 | 2011年5月4日(水・みどりの日) |
参加者 | 佐々木亨、嶋倉成利、宇野信子、大澤恭子、岩井いづみ、伊藤隆夫(以上IRTジャパン会員)、斎藤由起子、(グランスポール会員)阿部ふみか、佐藤尚子(斎藤さんの友人)*順不同、敬称略 |
活動場所 | 宮城県岩沼市「岩沼ビッグアリーナ」避難所 |
活動内容 | 夕食のおかずとおやつの提供(詳細メニューは文中にて紹介) |
費 用 | 150人分の食材、調味料、中華鍋など合計で56,753円を皆さまからお預かりした義援金の中から支払いに充てさせて頂きました。(なお、交通費、ガソリン代、宿泊、食事代等は全て参加者各自の個人負担です) |
活動レポート
5月4日、IRTジャパン会員6名、仙台グランスポール会員さん他3名のご協力を得て、宮城県岩沼市の避難所「岩沼ビッグアリーナ」において炊き出しボランティア行ってきました。
ゴールデンウィークの真っ只中でしたので、現地へ向かう東北道は交通量多く、中には支援物資と思われる荷物を積んでいる車両もありました。
私たちは今回、軽いおやつと夕食時のおかずを提供する目的で炊き出しを行いました。メニューは以下の通りです。
・ポップコーン(塩味・メープル味)
・フライドポテト
・フライ(イカリング・エビ・白身魚)
・生野菜サラダ
・ほうれん草のおひたし
・白菜の浅漬け
少しでも地元の経済活性化に協力したいということから、全ての食材を宮城県で調達。岩沼ビッグアリーナでテントをお借りし、その場で調理にあたりました。
おやつはフライドポテトに人気が集中! 子供たちばかりでなく大人からの評判がとても良かったです。皆さん嬉しそうにほおばっていたのが印象的でした。
夕飯の準備をしていると、子供たちが大勢集まってきました。「おなかすいた」「早く食べたい」と言っていました。夕飯の時間になると、皆さん震災以来の生野菜サラダにとても喜んでくださり、温かいフライを美味しそうに召し上がってくださいました。
避難されている皆様は、私たちがお食事をお配りする際「こんなに頂いていいの?」「悪いわね」「本当にありがとう」と感謝の言葉を。後片付けをしている際も「ご馳走様でした」「美味しかったわよ」と口々に労いの言葉をいただきました。
また、前回のボランティアの際に寄付した自転車に乗って、子供たちが元気に遊びまわっているのを見てとても嬉しく思いました。
岩沼市は津波による深刻な被害が沿岸より1~2kmの範囲で広がっています。津波により多くの方が住む場所を失っており、震災から2ヶ月経った今でも市内に2ヶ所ある避難所の一つ、岩沼ビッグアリーナには約130人の方々が生活されていました。
アリーナ周辺には仮設住宅の建設が進んでいますが、全ての方が入居されるにはまだしばらく時間がかかるようでした。
現地は5月になってもまだ肌寒い日があり、アリーナの玄関には石油ストーブが2台焚かれています。
不自由と不安の中で生活している被災者の方々。私たちが出来ることは何であるかを良く考え、少しでも被災地の方々のためになることを積極的に行っていく必要があると痛感しました。
IRTジャパンは、引き続き行っていくボランティア活動を通し、被災地の復興に少しでも力添えができればと考えています。今後ともご都合のつく方はぜひご協力よろしくお願いいたします。
(文:大澤恭子)