イベントレポート

「ジャパン国際2007」レポート

2007年11月25日―2007年11月28日更新

TEXT: 西崎ロドリゴ(ジャパン国際2007・大会委員長)、嶋倉成利(同・副委員長)
PHOTO: 水野聡子、飯田ノリコ、本多道明、千葉陽子

(写真をクリックすると拡大表示します)

11月3日(土)〜4日(日)、YMCA東陽町・ゴールドジム横浜馬車道(サブ会場)にて「ジャパン国際2007」が開催されました。

男女プロシングルス、ミックスダブルス オープンクラス・Aクラス・Bクラス、Cクラスシングルスとノービスシングルスの種目別に試合が行われ、男子プロクラスにおいてはアジア初となるIRT世界ランキングのポイントが与えられる大会となりました。

 
左から、嶋倉成利(大会副委員長)、井川恭子(会場アナウンス)、西崎ロドリゴ(大会委員長)
 
(このレポートは西崎ロドリゴ大会委員長が主に書いています)
●開会式

ゴールドジム横浜馬車道会場の選手が合流し、午後17時より開会式が行われました。ラケットボールの普及、発展に貢献した方々、また優れた社会貢献活動を行った方々がIRTジャパンより表彰されました。

開会式が始まります
間嶋会長
受賞者に与えられるトロフィー
山本豊(法政)石井奈緒子(法政)による選手宣誓。
会場を提供して頂いたYMCA 花井雅男様より挨拶
MAKE-A-WISH 近藤力 様

開会式で表彰された方は以下の通りです。
【特別名誉賞】川谷陽子
【功労賞】明田吉博、河野通弘
【会長賞】海老沼明、 廣瀬健一
【社会貢献賞】山内香里、廣林恭子
【最優秀選手賞】清水弘史、廣林恭子
【優秀選手賞】小野剛嗣、櫻井浩成

【功労賞】明田吉博、河野通弘
【社会貢献賞】廣林恭子、山内香里
【最優秀選手賞】清水弘史、廣林恭子
【優秀選手賞】櫻井浩成
◎参加選手紹介
左から、
アンディーホーソン(米国)
トニー・カーソン(米国)
チャーリー・プラット(米国)
ジョー・シャタック(米国)
アンジェラ・グライザー(チリ)
左から、
河野通宗(日本)
清水映雄(日本)
廣瀬尚昭(日本)
船谷貞夫(日本)
ジェームス・クーパー(米国)
梶野晴美(日本)
佐藤摩以子(日本)

最後には日本・アメリカ・チリの3ヶ国の国歌が歌われ、開会式が終了となりました。

日本国歌を歌う、鈴木光子さん
チリ国歌を歌う、ジェシカ・ピエレットさん(右)、ダニエラ久保田さん(左)
チリの国旗を背景にアンジェラ選手と撮影
米国国歌を歌う、天利晶子さん
国歌を胸に刻み試合にそなえる選手
 
 
 
●プロマッチ 1日目

開会式終了後はお待ちかねの男子プロシングルス一回戦。日本のトッププレイヤーと各地区の予選トライアルを勝ち上がった選手達が本場IRTの強豪選手に挑みました。

【男子プロ一回戦・第一試合】清水映雄vsチャーリー・プラット
2005、2006全日本選手権二連覇の清水選手はIRTランキング19位現役大学生のチャーリー 選手と対戦しました。結果はチャーリー選手のストレート勝ち。惜しくも敗れてしまった清水選手ですが、そのポテンシャルの高さは観戦者の皆様の目に焼き付いた事でしょう。
【男子プロ一回戦・第二試合】河野通宗vsジェームス・クーパー
関東地区トライアル予選を制した座間基地のクーパー選手と日本のエースとして出場した河野通宗選手の対戦。序盤はペースの上がらなかった河野選手でしたが、徐々に落ち着きを取り戻し、ゲームカウント3-0で圧勝。
【男子プロ一回戦・第三試合】廣瀬尚昭vsトニー・カーソン
初日、一番の注目ゲームです。10月に行われた全日本選手権で初優勝を決めた廣瀬尚昭選手。対戦するトニー選手はIRTランキング53位でありながら、そのランキングに当てはまらない程の実力を持つ現役大学生プレイヤー。パワー対パワー。意地対意地。結果はトニー選手のストレート勝ちでしたが、廣瀬選手の気持ちのこもったプレイは会場を大いに盛り上げてくれました。
【男子プロ一回戦・第四試合】船谷貞夫vsアンディー・ホーソン
いよいよ今大会の大本命が登場。IRTランキング#10、アンディー選手です。対戦するのは関西地区トライアル予選を制し、2007全日本選手権では3位に輝いた船谷選手。試合の序盤はアンディー選手が船谷選手のペースに苦しむものの、終わってみれば3-0のストレート勝ち。船谷選手は健闘しましたがIRTランキング#10はやはり強かった。
 
●プロマッチ 2日目

一夜を明けて、二日目の10時からは女子プロシングルスがスタートしました。

【女子プロ準決勝、第一試合】佐藤摩以子vsジョー・シャタック
3年前には一度対戦をしている両者。その時はゲームカウント 3-1でジョー選手が勝利しました。しかし、今大会は地元開催という事もあり、どうしても負けられない佐藤選手。1stゲームは僅差でジョー選手が獲得。2ndゲームからは佐藤選手のパスショットが徐々にジョー選手の体力を奪い取り、2ndゲームとタイ・ブレイクは佐藤選手が獲得し、3年前のリベンジを果たした。
【女子プロ準決勝、第二試合】梶野晴美vsアンジェラ・グライザー
2007全日本選手権覇者の梶野選手が挑んだのは片道30時間をかけて日本にやってきたチリの英雄、アンジェラ・グライザー選手。試合は立ち上がりからアンジェラペース。梶野選手は健闘するものの、結果はアンジェラのストレート勝ち。前評判通りのプレイを見せてくれたアンジェラ選手が決勝進出を決めた。梶野選手は敗れましたが、日本チャンピオンとしての意地と実力を十分にみせてくれました。
【男子プロ準決勝、第一試合】河野通宗vsチャーリー・プラット
1stゲームでは、河野選手は苦戦を強いられますが、何とか獲得。このまま河野選手のペースで試合が進むと思われましたが、2ndゲームはチャーリー選手が取得し、セットカウント1−1に。3rdゲームは河野選手の正念場で、華麗なフットワークでチャーリーのショットを続けざまに拾い、チャンスボールも確実に決める。ゲームカウント3-1で河野選手が勝利!!
【男子プロ準決勝、第二試合】アンディー・ホーソンvsトニー・カーソン
準決勝第二試合はIRTプロ選手同士の戦いとなりました。試合前のアンディーはこう言っていました。「トニーとは対戦したことがないが強い選手には間違いない。やってみないとわからない」。アンディー選手の言葉通りトニー選手は本当に強かった。
 
しかし、アンディー選手のショットの安定感がトニー選手のパワーに勝り、カウント3-1でアンディー選手が勝利。
【女子プロ、決勝戦】佐藤摩以子vsアンジェラ・グライザー
日本の代表として決勝戦に挑む佐藤選手。迎え撃つのはチリのスーパースターアンジェラ選手。試合序盤は互角の戦いでした。
 
しかし、10点目を過ぎた辺りからアン ジェラ選手が流れをつかみ、1stゲームを獲得。2ndゲームも流れが代わる事なく、抜群のコントロールをみせたアンジェラ選手がストレート勝ち。ダントツの強さで今大会の優勝に輝きました。佐藤選手は敗れはしましたが、世界と互角に戦える事を証明してくれました。
【男子プロ、決勝戦】河野通宗vsアンディー・ホーソン
男子プロシングルス決勝戦は日本ラケットボール界の期待を背負って 戦って来た河野選手とIRT#10の実力を出し切ってトニ選手ーを下したアンディー選手。誰もがアンディー選手の圧勝を想像していました。
 
しかし、始まってみれば河野選手が予想以上の健闘をみせた。1stゲームは惜しくも落としてしまいましたが、2ndゲームを取り返し、試合がイーブンに。3rdゲーム・4thゲームも一点を争う好ゲームでした。河野選手はあと一歩のところまでアンディー選手を追いつめられましたが、最後はアンディー選手がプロの意地をみせ、カウント3-1で勝利。見事に優勝を決めました。
●アマチュア部門

アマチュア部門は初日の予選リーグの結果を元に2日目のトーナメントが組まれました。21点ラリーポイント制の1ゲームマッチにて争われました。

◎ミックスダブルス・オープンクラス

予選リーグによって決められたシードペアが順当にベスト4まで勝ち上がりました。

 
【オープンクラス・準決勝・第一試合】トニー・内山vs嶋倉・宇野
師匠と弟子にあたる嶋倉・宇野のサンモール旭ペアは健闘したものの、優勝候補のトニー・内山ペアは隙をみせる事なく圧勝。
トニー・内山vs船谷・高嶋
【オープンクラス・準決勝・第二試合】清水・脇本vs西崎・佐藤
試合の立ち上がりは西崎・佐藤ペアが気の合ったプレイをみせた。清水選手のミスが目立つ中、相方の脇本選手が一言「次失敗したら許さんで〜」。その一言で清水選手が目覚めました。一点を争う好ゲームは最後、清水選手のキル・ショットで試合終了。21-19で清水・脇本ペアが勝利。
 
【オープンクラス・決勝戦】トニー・内山vs清水・脇本
プロクラスの試合で背中を傷めたトニー選手は思い通りのプレイが出来ない。内山選手が上手くトニー選手のカバーをするが、清水・脇本には勢いがありました。見事に優勝候補を破り、清水・脇本ペアが優勝を決めた。
 
◎ミックスダブルス・Aクラス
【Aクラス・決勝戦】石山・鈴木vs廣瀬(健)・筒井

予選リーグでも対戦した両者。絶妙なコンビネーションをみせたコムズペアが見事に優勝。

◎ミックスダブルス・Bクラス
【Bクラス・決勝戦】千葉・櫻井vs渡邉・上島

若手vsベテランの対戦となりました。渡邉・上島ペアが素晴らしいプレイをみせてくれましたが、最終的に体力で勝った千葉・櫻井ペアが優勝!

◎シングルス・Cクラス
【男子Cクラス・決勝戦】川端博志vs井上和彦

優勝 川端博志

【女子Cクラス・決勝戦】岩井いづみvs石川裕子

優勝 岩井いづみ

◎シングルス・ノービスクラス
【男子ノービスクラス・決勝戦】中川貴之vs増田満

優勝 中川貴之

【女子ノービスクラス・決勝戦】斉藤明日香vs大越裕代

優勝 斉藤明日香

アマチュア部門の決勝戦はとても新人とは思えない素晴らしいプレイが見られました。

優勝された皆様おめでとうございます。
●クリニック&ヒッティング
二日目の午前中はノービスクラスとCクラスに出場された選手の皆様の為に、清水映雄選手によるクリニックと廣瀬尚昭選手によるヒッティングが行われました。二人のチャンピオンから頂いたアドバイスを今後の練習に生かせるように頑張って頂きたいと思います。
●閉会式
プロシングルス決勝戦の終了直後には閉会式が行われ、各クラスの入賞者が表彰されました。入賞された選手の皆様、本当におめでとうございました!
閉会式の最後は協賛品として頂いた数々の商品を抽選にて参加者全員に手渡されました。
【MAKE-A-WISH 特別企画】

MAKE-A-WISHのグッズを購入して、アンディ―選手とアンジェラ選手のサイン入りラケットを当てよう!! 当選者2名決定!!

アンディー選手提供 サイン入りラケット
望野郁代さん
アンジェラ・グライザー選手 サイン入りラケット(IRTジャパン提供)
平泉裕さん

協賛を頂いた企業様、IRTプロ選手の皆様、数々の協賛品を提供して頂きありがとうございました。心より感謝申し上げます。

【ショップ】
グッズ販売には、ジブラルタ生命保険株式会社 江東支社の支社長稲垣様をはじめ社員の方々にもお手伝い頂きました。
「プロケネックス」ブース
「ファイテン」ブース
「ギアボックス」ブース
アンディー選手の「エクテロン」ブース
【シュリンプマーシュ賞】

今大会、各クラスの勝者に海老沼明様から「シュリンプマーシュ賞」が贈られました。
《プロ男女優勝》 各10万円(商品券) 計20万円
《ミックス・ダブルス優勝各クラス》 各5万円(商品券) 計15万円
《シングル各クラス男女》 各2万円(商品券) 計8万円
総額43万円の商品券が選手に贈呈されました。
海老沼様のご協賛に、心から感謝申し上げます。

 
●最後に
写真撮影にご協力頂いた水野聡子さん。ジョーとアンジェラ選手と一枚。2日間、本当にお疲れさまでした。
 
箱石代表(左から3番目)と選手の手配、通訳を担当した妹のノンタックさん(左端)
 

箱石代表は今大会を発案し、企画、運営を行いました。またプロマッチでは選手入場の際にアナウンスを行い会場を湧かせました。あまり表舞台に立つことはありませんが、国内で低迷するラケットボールの活路を開くために、国内の企業、施設、スポーツ団体をまわって、精力的に活動を行っています。今後の目標は各地にコート設置し、アマチュアの世界選手権やプロの世界大会を日本で開催することです。箱石代表は、選手育成や競技の普及のために多くの時間と労力を注いでおり、その熱意は国内外の選手や関係者からも厚い信頼を得ています。本当にお疲れさまでした。

最後になりましたが、以下の方々から協賛を頂きました。心より感謝申し上げます。

株式会社CooTV様、明治乳業株式会社様、ファイテン株式会社様、プロケネックスジャパン株式会社様(東日本)、株式会社PKウェスト様(西日本)、株式会社桃屋様、株式会社宇サブロー様、明田スポーツ企画様、プロショップテン様、アンディー・ホーソン様、アンジェラ・グライザー様、ジョー・シャタック様、海老沼明様、杉本健一・信子様、清水弘史様、山中満様、間嶋廣志様、箱石靖様、船谷貞夫様

株式会社ADKアーツ様、日本映像企画株式会社様、マックレイ株式会社様、株式会社東新様には映像面でご協力頂きました。

アキラグローバルビジョン株式会社様は音楽面でご協力頂きました。

山田祐子様、明田吉博様、佐々木亨様、伊藤由美子様、岩井いづみ様、 杉本健一・信子様、梶野晴美様、望野郁代様には差し入れとして各地の名品を頂きました。本当にありがとうございました。
 
今大会は合計で291名の方が来場し、日本のラケットボールの歴史に名を刻む大会となったのではと思います。これからもラケットボールの発展の為にスタッフ一同一生懸命頑張りますので、皆様の暖かいご支援とご協力をお願い申し上げます。

 

イベント名:ジャパン国際2007・ラケットボール・チャンピオンシップ
(「メイク・ア・ウィッシュ」&「国際協力募金」チャリティーイベント、IRTサテライトツアー)
主催:IRT JAPAN
協賛:株式会社CooTV、明治乳業株式会社、ファイテン株式会社
日時:11月3日(土)〜4日(日)
場所:YMCA東陽町、ゴールドジム馬車道


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