イベントレポート

「2007 US OPEN」レポート

掲載:2008年03月12日

11月13日〜18日、アメリカ、テネシー州のメンフィスにてUSオープンが開かれました。試合は次の4会場にて行われました。

メイン会場:The Racquet Club(テネシー州では最も歴史ある名門テニスクラブ)
サブ会場:WellWorX Sportsplex(ガラスコート6面のスポーツクラブ)/The University of Memphis(コート8面を持つ州立大学)/Ridgeway Baptist Recreation Center (キリスト教会施設の中にあるコート、ガラスコート4面)
各会場へは定期的に運行しているシャトルバスで移動ができます。料金は無料です。(写真:メイン会場入り口)

サブ会場の一つWellWorX Sportsplexの様子です。ランニングトラックに囲まれたジムスペースの向こう側にラケットボールコートがあります。

日本人参加者の一部です。今大会には清水弘史プロ、河野選手、船谷選手、廣瀬選手、箱石IRTジャパン代表、小堺選手、古田選手、浅利選手、(通訳:飯田ノリコ)が参加しました。また明田ASP代表、橋爪ご夫妻、藤江育さんが大阪から観戦にいらっしゃいました。
メイン会場入り口にはUSオープンステッカーの入った1台の新車がディスプレイされていました。男子プロの優勝者への商品でしょうか・・・なんとトヨタでした!!
メイン会場を入ると左手に受付カウンターがあります。毎年顔なじみのスタッフがエントリーの手続きや観戦チケットの手配をしてくれました。
受付を過ぎて進んでいくと、サングラス、マフラー、パジャマ、スポーツウエアーやグッツなど様々な商品が並ぶショップがあります。 私たち日本人が見てもなかなかの品揃えです。

受付を出て右側にある階段を降りて進んで行くと長い廊下が続いています。各クラスのドローと試合結果が張り出されており、別会場で行われた試合結果も確認できます。

ゲートをくぐってメイン会場に到着! 中央には広いスペースが設けてあり各ラケットメーカーのブースやショップ等が並び多くの人で賑わっています。サンドイッチやドリンクも販売されており、用意されているテーブルでくつろぐ事もできます。中央には大きな画面と、さらにその横にはジャズシンガーが生演奏をしています。
<IRTジャパン・ゴールドボックス席 船谷選手と河野選手>
メインコートでは常にプロの試合が行われています。コートの周辺一角はカーテンで仕切られており、1階には大会スポンサー用の特別席(ゴールドボックス)、2階にはプロ観戦チケットを持つ一般の観客席が用意してあります。1階部分にはパスを持つプロ選手、大会スポンサーと大会関係者が入場でき、複数ある入り口にはパスやチケットを確認するスタッフがスタンバイしています。

IRTジャパンは過去6年に渡りUSオープンの活動をサポートしました。そのためにゴールドボックスが用意され、信用を積み重ねる事に よってゴールドボックスが前にくるようになっています。3年前からは最前列を与えられるまでになりました。 さらにゴールドパスが手渡さ れ、飲食フリーのゴールドラウンジへの出入りが認められます。 ゴールドラウンジにはプロと関係者しか入れず、ジュース、ビール、ワイ ン、バイキングフードが自由に食べられます。

ゴールドラウンジから見るメインコートと観客席です。

ラウンジの一部です。 反対側の窓からは屋内テニスコートが見えます。

廣瀬尚昭vsミッチー・ウイリアム(07全米選手権優勝、IRTランキング4位)

河野道宗vsアーロン・メラルフ

清水弘史vsアンドレス・ヘレーラ

船谷、箱石ペアとコロンビア代表のビレガス、ギタイヤレズ ペア

今月頭に開かれたジャパン国際での招待選手、トニー・カーソン (アンソニー・カーソン: IRTプロランキング53位) 対ロッキー・カーソン(IRTプロランキング2位)の試合がメインコートで行われました。結果は3-0で大敗となりましたが、とても内容の濃い試合でした。1セット目、1-10と引き離されていたトニーでしたが、得意の後方からのスプラットショットが決まり出し、8-10まで追い上げました。メンタルの強いトニーだからこそ成せる技です。2セット目もロッキーと1点差のところまで迫り、目を離せない試合展開となりました。

メインコートの後ろでは撮影のテレビカメラが設置されており、コメンテイターが白熱した試合の様子を伝えていました。試合の様子はアメリカのテニスチャンネルにて放送されます。同じくラケットボールオンラインの撮影も入り、ジャパン国際の招待選手であったアンジェラプロとジョー・プロが対応に当たっていました。アンジェラ・プロは11月11日(日)に会場入りをして準備に当たっていたようです。ラケットボール・オンラインのサイトでは大会期間中に試合の様子をライブで提供し、会場に足を運ぶことができない方も試合を楽しむ事ができました。

《プロの試合結果》

【男子】
優勝 ロッキー・カーソン
準優勝 ジャック・ヒューザック
3位 シェーン・ベンダーソン
ジェーソン・マニノ

【男子40歳以上】(今年から始まったマスターズ賞金クラス)
優勝 ルーベン・ゴンサレス
準優勝 ウッディ・クルーズ
3位 ケイス・マイナー

【女子】
優勝 ロンダ・レージック
準優勝 シェリル・ギドゥナス
3位 アンジェラ・グライサー
クリスティー・バンヒス

【日本人選手の試合結果】
清水 (IRTプロ#12) ベスト16進出
河野 (IRTプロ#27) プロ敗退 (3),4,8,7 対戦相手:エリック・デスロッチャー

【オープン】 ベスト8
船谷 プロ40+ 敗退 対戦相手
廣瀬 プロ敗退 1,3,3 対戦相手:ミッチー・ウイリアム

【オープン敗退】 7,9 対戦相手:アレハンドロ・ランダ
小堺 プロ予選敗退 7,5,6 対戦相手:オーベリー・オーブリアン
オープン敗退 2-0 対戦相手: エードリアン・フィッシャー
古田 シングルA  2位、シングル45A/55A 優勝(08/03/27訂正)
浅利 シングル A 予選リーグ敗退、35+A 優勝(08/04/06訂正)
清水/河野 ダブルスオープン 2位(決勝戦欠場)
船谷/箱石 ダブルスオープン 敗退 対戦相手:イバン・ビレガス/ジュアン・ギタイヤレズ
廣瀬/小堺 ミックスA/B  2 位 (決勝戦欠場)
古田/浅利 ダブルスオープン 3位

皆さんお疲れさまでした!

会場ではIRTコミッショナーの デーブ・ネグレッティー(写真左)と、WPROコミッショナーのシャノン・フェスター(写真右・左側)とお会いすることができました。彼らの働きで、今年第12回目を迎えたUSオープンは更に盛り上がった大会となりました。今大会には世界各国から700人近くのプレーヤーが参加し、熱いバトルを見せてくれました。

USオープンでは毎年、難病を抱える子ども達の為に設立されたSt. Jude Children's Research Hospitalへの寄付金を集める活動を行っています。プロ選手とペアを組んで試合をするチャリティーダブルス、チャリティーオークションに加えて、今年はプロ選手と3本のラリーを行うチャリティーラリーというイベントが新たに加わりました。この盛大なUSオープンが12回も続く理由の一つはラケットボールが社会貢献に役立っていることではないかと思いました。

St. Jude Children’s Research Hospital(聖ユダ小児研究病院)

アメリカのエンターテイナー、ダニー・トーマスが難病で苦しむ子ども達を救うため、1962年に設立しました。聖ユダ小児研究病院では病気の治療は勿論、病の研究も行っています。設立当初はわずか20%程度だった生存率も、今では70%を上回るほど。現在は4,300人の患者を抱えており、これまでアメリカ各地、そして世界60カ国から集まった19,000人もの子ども達がこの病院を訪れました。また保険でカバーされない患者の医療費を全額負担しています。そのため、病院1日の運営資金は約 $834,100 (おおよそ1億円)にものぼりその大部分は公的基金でカバーされています。個人で始められた病院でしたが、その規模は拡大し続けています。研究活動は国際的に活動する科学者と医師によって構成されているサイエンス・アドバイザー委員会によって管理され、病院の運営は理事会とアメリカ政府が監督を行っています。

試合の合間に日本人の皆さんでメイン会場から車で10分程の場所にある日本食レストランBENIHANA (ベニハナ)で火鉢バーベキューを頂きました。おすすめメニューはロブスター、エビ、ステーキが出てくる「ベニハナスペシャル」です!! 
 

日時:2007年11月14日〜18日
場所:アメリカ テネシー州 メンフィス


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